2010年8月17日火曜日

Le Clan des Siciliens

わたしが馬泥棒をさばく時、その罪を問わない。それは陪審員の役目だからだ ー チェーホフ

午後3時(2010年8月17日、火曜日)から映画『シシリアン』放送。夜の放送だと思っていたから、わたしにとってはちょうどよかった。午後1時でもなく、午後2時でもなく、午後3時からだと午後5時過ぎに見終わることが出来るので暑い日々のクールダウンにふさわしい。

ハイビジョン放送で見るのは、恐らく今回が初めてです。わたしが洋画に興味を持ち始めたのは、小学生の時に日曜洋画劇場か、金曜ロードショーで放映された『猿の惑星』でした。中学生の時はアラン・ドロンに夢中になって、『シシリアン Le Clan des Siciliens 』は中でもお気に入り。暫くしてチャールズ・ブロンソンや、クリント・イーストウッドの魅力にも惹かれましたけれども、ハンサムなアラン・ドロンから洋画に興味を引かれたのはわたしだけではないでしょう。

寝室には大きなアラン・ドロンの顔のアップのポスターを飾っていました。映画のポスターではなかったけど、映画館かポスター専門店で購入したものだったと思います。

母も一緒に観ていたと思います。アラン・ドロンに見ほれているわたしにやれやれという感じでつきあっていたと思うけど、映画冒頭アラン・ドロンが護送車の床をダイアモンドカッターで切って、併走している車で脱走するシーンにルパンみたいだと感心していました。今思い返せば、アラン・ドロンと言う役者さんは映画1本1本の中に新たな魅力を産み出して、それが次の映画に生きている。進化発展型(?)の役者ではなかったでしょうか。

 

 

口笛の哀感漂うメロディー。楽器やリズム、テンポを変えて主題が何度も出てくるので『シシリアンのテーマ』には1度テレビ放映で見ただけで魅了されました。『猿の惑星』などはサウンドトラックなどに関心も寄せなかったのですが、映画音楽。ヨーロッパ映画のサウンドトラックに興味ひかれるきっかけになったのが『シシリアン』から始まったのかも知れません。クラシック音楽のレコードはブラームスからスタートしたけれども、本当に面白いと感じるようになったのはフランスのクラシック音楽の様式美に出逢ってからだったのではないかと、今振り返ってそう感じています。

Posted via email from littleconcert

0 コメント:

コメントを投稿

Text Widget

Text Widget