2011年2月6日日曜日

2月3日に指揮者のリッカルド・ムーティ氏がリハーサル中に失神、あごの骨を複雑骨折。

 

イタリアの指揮者リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti、69)が3日、米シカゴ(Chicago)で、シカゴ交響楽団(Chicago Symphony Orchestra)とのリハーサル中に気を失い、転倒した際にあごの骨を骨折した。関係者が4日、語った。

シカゴ交響楽団は声明で、「(ムーティ氏は)リハーサル中の転倒による顔面骨やあごの骨の複数の骨折」を手術することが決まったと述べた。また、倒れた原因を調べるために検査も行うという。(c)AFP

食べるという行為はとても重要なことなので、あごの骨を骨折と言う事を軽症とは言えない。けれども、転倒した弾みの打ち所があごではなく大変なところになっていたかも知れないから怖い。一体リハーサル中の失神の要因が何だったのだろう。ムーティさんは以前にも演奏の最中にステージから転落した事故があったと思います。

年齢を改めて確認した。69歳。何かと怖い年齢でもある。1970年代の終わりから90年代の当たりまでは、新譜は随分と追っかけて聴いていたからライヴの方で活躍はしていると聞いていてもCDリリースが少ない昨今は動向は把握できないで居ます。稀に飛び込んでくる名前がこうした事故や、トラブルの話題であるのは残念です。

ムーティのEMIへの録音は、録音も優れているレコードが多くありました。演奏面での評価は、イタリア人指揮者だからどのような楽曲でも『歌っているようだ』と度々言われています。モーツァルトのレクイエムでもとても明るい響きだったのは曲からの新しい魅力を聴かせてくれたし、ケルビーニのレクイエム( Requiem Mass )は透明感があってリリース当時は最も繰り返して聴いたCDでした。その年のベスト20にチョイスした事を忘れません。

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