2011年2月3日木曜日

誰かわたしに愛を囁いてくれないかなぁ・・・ ♬デイヴ・ベリーのセレナーデ・トゥ・アリス ビートルズと同世代の歌手たち①

涙のゲームはもう嫌だ。甘い口づけではじまり、次に溜息。そして、ふと気がつくと「サヨナラ」を言うあなたの姿。どうして、こんなに胸が痛むのか。どうして、こんなに涙が出るのか。愛が消えてしまった時に、どうすればいいのか。どうやったら、悲しみを止められるのかを今度お月さまに話してみようかな?もしかしたら、お月さまが教えてくれるかも知れない。

歌は上手くない。音程は怪しいし、ヴォーカルだけがお風呂の中で録音したようにエコーたっぷりで「何だこの、湯の屁みたいなの!?」。アメリカではヒットしなかったデイブ・ベリーだけれども英国発のブリティッシュ・ビートのコンピレーション・アルバムでは必ず聴かされます。そして更に驚くべきはバックアップ・ミュージシャン。ジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズ、ビッグ・ジム・サリヴァンといった面々が・・・ まだ聴いたことがないけど興味有ったら、ベスト盤から聴いてみませんか?このベスト盤だって何枚も出ています。とりあえずは違うミュージシャンが歌っていて聴いたことがある曲を集めた「Very Best of」をPick!!

英国という国は分からない。得体が知れない国である。クラシック・レコードの世界にもサー・トーマス・ビーチャムという怪物指揮者が居ました。この指揮者英国財界の社会でも知られた音楽界の黒幕的大物。自費でオーケストラを結成、フランチャイズの演奏会場まで作った上に英クラシック界で五本指に入るオーケストラに育て上げちゃった。トレイナーとして優れていたのか、腕の良い奏者をどんどん集めて編成したのかどうかは録音をチェックして判断して下さい。レコードは総て名盤と評価が高いです。

 

さて、冒頭は「涙のゲーム Crying Game 」の邦題で、ボーイ・ジョージが1980年代末にヒットさせた曲。元々はデイヴ・ベリーが1964年にリリースしていました。1965年にはキンクスのレイ・デイヴィスが作った曲なのに、キンクスは公式には録音していない「This Strange Effect」を録音している事は、キンクス・ファン筋では有名。キンクスのはライヴ録音ぐらいで録音があるようです。

そんなこんなで、デイヴ・ベリーというミュージシャンは恵まれた環境にいるようです。ちなみに「チャック・ベリー」に憧れて"ベリー"と名乗っているんだって。1941年生まれで現在69歳。オリジナル・アルバムは少ないけれども、1964年DECCAからのデビューから、2003年の「Memphis... in the Meantime」まで。シングル盤は1988年の「Out of Time」が最新と言う事になります。車のデザインのアルバムは有名。同じ歌手だとは思いませんでした。今や、ヘタウマで人気。

  
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02_serenade_to_alice.mp3 (2675 KB)

Flagstaff FLAG 002

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