2010年8月12日木曜日

Sukiyaki(1963) 〜2010年8月12日、日航機墜落事故から25年〜

日航機墜落事故が起こって、今日が25年目になります。この事故の報道は、わたしの気持ちの奥に尚更に飛行機の音に敏感になる要因を加えたのではないでしょうか。ちょうど今、この1行を入力していて「日航機墜落事故」が直ぐに変換された(はてなキーワード)ことに驚いています。そして頭上で旅客機の音がいつもより大きく聴こえました。

空を飛んでいる旅客機を見つけると、かっこよくって手近にカメラを持っていたら必ずレンズを向けているほどにロマンを感じるのに爆音だけにはどうして不安感を書き立てられてしまうんだろう。暴走族には爆音だけではなくて、近くではなく充分に離れていても怖いって感じるのに不思議なものです。

でも、旅客機も頭上に迫るほどに飛んできたら怖いどころの気持ちではないでしょうね。

 

キュウちゃん・・・・坂本九さんのことを、わたしの家では「きゅうちゃん」と呼んでいました。ずっと幼い頃に「ピーちゃん」ということりを飼っていました。まだ保育園にもならない頃だったので記憶にはハッキリとはしていないけれども、「きゅうちゃん」と「ピーちゃん」と口にする時にこもる気持ちは似ています。坂本九さんにはテレビ画面を通してだけしか見たことがありません。坂本九さんが出演された映画も、まだスクリーンでは観ていないはずです。

ピーちゃんを飼っていたのは事実で、中学生になる頃に増築する頃までは家の裏に鳥かごが放置されていたし庭の隅に「ことりの墓」はずっと残っていたので小学生の頃はいつも目にとまっていて飼っていた事実、死んでしまった原因は記憶にしっかりあるのに「ピーちゃん」の実感はありません。

 

飛行機事故の報道。テレビ番組が総て休止されてずっと事故で亡くなった方の名前が画面に並んでいくばかり。25年前の「日航機墜落事故」の報道の時に初めて、わたしは接したのではないでしょうか。

今だったらどうだろう。さっさとビデオに切り替えて映画や音楽を見始めてしまうのではないかしら。その映画や音楽の中で、事故や事件報道されているアーチストやミュージシャンを見ながら気持ちは何処にあるのだろうか。身近な存在ではないからと、命が存在しなくなった空虚感を感じるでしょうか。

とても怖い。

インターネットを通じて、即時に有名人の死亡が伝えられます。ロックミュージシャンの死亡がテレビニュースのトップに報道されたのは、ジョン・レノンが日本では初めてではないかと思いますけれども、その衝撃を感じられなくなっているようです。

 

  
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