2010年9月23日木曜日

【映像の中のクラシック音楽】海外ドラマ 4400 未知からの生還者2 から聴こえてきた Mozart Melody

未知との遭遇を最近の連続シリーズドラマの切り口で描いているような「4400 未知からの生還者2」の放送が、RKK熊本放送(水曜日の深夜、木曜日の午前1時からの放送)で始まりました。第1シーズンの放送がいつあったのかは知りませんけど、第1話「塔」を観る機会を得ることが出来ました。登場人物の関係など多くが把握できない状態ですけど、今年の秋の新番組の注目作品として機会があれば引き続き楽しんでみたいと思っています。ドラマの中程、多くの人が集まっているシーンで会場でのBGMとしてモーツァルトのフルート協奏曲が穏やかに聴こえていました。

フルートはベートーヴェン以降になって、音楽が教会や貴族のものからブルジョワジーの楽しみに変わるとピアノと共に女性の嗜む楽器になって行きます。そのフルートはバロック音楽の時代はチェロと共に貴族の愛好した楽器です。バッハ、ヘンデル、テレマンと大作曲家のフルート作品は膨大。バッハの息子、C・P・E・バッハが仕えていたフリードリヒ大王はフルートの大名手。フルートを吹くフリードリヒ大王の肖像は、学校の音楽の教科書で見覚えがあることでしょう。来る日も来る日もフルートの曲を作曲させられてうんざりしていると手紙を書いているほどです。それほどの楽器のためにショパンも、シューマンもメンデルスゾーンも、ベートーヴェンだって協奏曲は作曲していません。

モーツァルトの時代にも優れたフルート奏者は居たものの、なぜ曲が少ないのかしらね。

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