サラウンド盤がCDも、アナログも人気。クラシックやロックも、SACD化されたものやサラウンド・リマスターされた音源以外は聴かないという偏った聴き方しかしないオーディオファイルがボチボチ目にとまってきました。そうしたオーディオファイルは確かに「音源」といった表現をしているのでアーティストの音楽としてアルバムと受け取っていないので、それはそれで一つの道なので楽しんで探求して貰いたいと考えています。
カタログをチェックしていても見のがしやすいのがロックともクラシックともしがたいアイテム。種類の割りには製造枚数が少ないし、CDショップ店頭には姿を見せることも珍しい。ヒーリング商品を扱っているところでしょうかいされることはあっても、オーディオファイルが必要とする情報の記載がないことが多いのでずいぶんと機会を逃してしまっているケースがあるのではないでしょうか。
そしてサラウンド化されたと言っても2chでも楽しめるように録音されたものを、スタジオでサラウンド空間にマッピングしたものですからビートルズの初期のステレオ盤のような違和感をわたしは聴いていて感じます。それはそれで楽しめるものですけど楽器が身体の周りを動いたり、動かないまでも不自然な間隔で並んでいたり、と言ったところを感じたことはありませんか?
人と人が重なってしまっているような感じで楽器が並んでいるようだったり、と。オルガンを使った管弦楽曲だと、それぞれ別々の日時に録音されたものを重ね合わされているもので空間的違和感を感じるものです。
この「ソングバード」のシリーズは、ドルビーサラウンド方式で24ビット録音。楽器はどっしりと定位もしっかりしていて、周りを飛び交う鳥のさえずりを楽しむ方が自然に感じます。楽器よりの録音レベルが高いので鳥のさえずりの高周波に邪魔されることはないのですが、音量の加減を注意しないとピークで音割れする怖さもあります。
Dan Gibson's Solitudes - Songbirds At Sunset (2006)
| 62:58 min | New Age
Like the warm hues of a setting sun, the lingering voices of songbirds glow in the company of piano, violin, cello & flute.Track listings:
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