☂気象庁の発表はさておき、熊本市東部地区は曇り雨。雨だなと感じたのは朝のうちだったけれども、肌寒さを午後から感じるほどでした。先週の金曜日は“秋分の日”の祝日でプラスティックゴミの収集が無かったので、ぎゅうぎゅうに押し込んで午前中慌てて出しました。10時をしっかり回っていましたけれども、収集車が来たのは午後3時27分でした。どこも同じで今日はゴミ出しが多かったのでしょうか。何かと農業地帯でもあるのでお彼岸の接客などでゴミも多かった事でしょう。
接客と言えば、熊本県のPRを任されている営業部長のノルマは、いきなり団子と辛子蓮根のアピール。
サツマイモを挟んだいきなり団子は、お土産物は黒あんも入っていたり。サツマイモをさいころに切ってあんに練り込んであったり。上品だったりして県外で食べられている“いきなり団子”は熊本の家庭的ないきなり団子とは違う事でしょう。大様にサツマイモを輪切りにしてふかしたものを手延べ団子で包んだもの。生地の具合も家庭家庭その時その時で年中のものでは在るけど出来具合はいろいろ。
素朴すぎて田舎では叔父などは「うんざり」と言う食べ物。お土産にしたりすると軽くあしらわれます。一方辛子蓮根は「御ご馳走」の一品。祝い事、季節の行事には欠かせません。レンコンの穴に黄色い辛子を詰めて衣で包んだ様子は熊本藩の九曜の紋を模ったもので在り、太陽も感じさせます。
まぁ、けして手に入りにくい高級品ではないけれども食べる時を大切にされている食品と言えば良いでしょうか。栄養価が高いので食べ過ぎないように良く注意されていた子供時代を思い出します。丸ごと丸いもので無く六つ切り、八つ切りにした辛子蓮根もあります。衣も薄く形だけと言えるもので、板チョコと高級チョコレートに例えれば分かって頂けるかしら。
そうした事を考えたのは先月末の日曜日に熊本城周遊バスに乗っていた時のこと、お土産物の話か前夜の食事の話題をしているような雑談が聞こえてきて「辛子蓮根」は食べたか?「森の辛子蓮根」が美味しいらしいと言うところから注意して聞いていた。
ついついここで、「森の辛子蓮根」は美味しいですね。と相づちを入れそうになって言葉を飲み込んだ。ひとりの男性が「辛子蓮根って美味しいものじゃ無いね。どこの店のでも同じだろう」というような言葉を大きく言ったからです。他の場所ならいざ知らず、お城巡りのバスのなかでして良い物でしょうか。お酒の席だったりしたら地元の人と騒動になりそうです。関西の人かなぁ、関東の人かなぁ。顔も見たくなかったのでそれまでとしたけれどもデリカシー無いなぁ。空気読めないなぁ。
10歩譲ってもスナック菓子、ジャンク菓子世代の鈍った味覚なのだろうなぁと感じた次第です。ハンバーグが美味い、マックが美味いなどと舌なめずりする人には分からない味かも知れません。子供に苦い、渋いの味わいが良いとは感じられないようなものですね。
さりとて、彼らが前夜に食べたのがどんな「辛子蓮根」であったのか?熊本城周遊バスを降りたら直ぐのところにある「那由多」で「揚げたての辛子蓮根を試食してみたらいかがかしら」とだけは言いたかった。冷たい辛子蓮根とは別物ですよ。
くまモンには、その違いをしっかりとアピールして欲しいのです。
九州新幹線の全線開業をきっかけに関西で熊本の食材を売り込む知事直轄の「営業部長」に熊本県のPRキャラクター「くまモン」が就任し、蒲島知事から辞令が交付されました。
県庁で行われた辞令交付式では蒲島知事から「くまモン」に「営業部長」の辞令が手渡されました。くまモン営業部長は関西で企業を訪問して熊本の食材を売り込む営業活動を行い来年1月末までに最低10社と提携して熊本の食材を使った新商品の開発につなげることがノルマになっています。
また、熊本ファンを拡大するため、イベントやインターネット上のウェブサイトを通じて100万人と触れ合うことも義務付けられています。
県は観光PRを担当するスザンヌ「宣伝部長」と二枚看板で熊本の魅力を県外に発信するため人気が出てきた「くまモン」を営業部長に抜擢したもので、蒲島知事は「いまでは知事よりもくまモンの方が有名で、みんなから喜ばれる。稼げる県・熊本に貢献してもらいたい」と話しています。
県の臨時職員として採用されて1年半。
異例のスピード出世を遂げたくまモン営業部長は「今年もがんばるモン」と抱負を語っています。09月30日 12時27分
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