2012年12月29日土曜日
2012年12月28日金曜日
おっさん!そこどけよぅ ぶっとばされてぇんかぁ
とかく『リング』の中でも
”よほどの「指環マニア」でもない限り、かなりの苦痛を伴うものと察する。”
と言われる。しかし、わたしの一番好きなオペラ。ワーグナーの中でと言うでなし、オペラ全体の中で好きな作品を指折れと言われたら、まず最初にこれを上げる。
どうして、と尋ねられたら、それを説明するだけで数夜要することになるかもしれない。
ワーグナーのオペラ全曲盤で、最初に買った。あるいは買えたといえるのかもしれないが、レコード店の片隅に売れ残っていたボックス。これくださいと指さした時、店長さんが『へぇ』という顔をしながらホコリを落とした。
地味かもしれないし、問答のようなシーンがパズルのようになっている。その幾何学的な構造が面白くもあった。
何より、父親の槍を自分が鍛えた剣で打ち破る第3幕は、多くのオペラに内包している家族、親子、男女の絆の核心ではないかと思います。
2012年12月25日火曜日
2012年12月2日日曜日
サイトの変更を 3 営業日以内に行ってください
2年半前のことなんて・・・しかしその頃の事は、覚えている。現在のiMacの一代前に使っていたiMac。これが突然調子を崩した。とても暑い初夏だった。
ショップサイトや、新しいWordPressのサイトを増やし始めていた時期だったのでニューモデルの発表直前だったものの、現在のiMacの購入を決めた。先に届いた外付けハードディスクにシステムとデータを移行。新しいiMacが届くのを待っていた。ブログを一日五回の更新をしていたこともあって、配慮、確認が足りなかったようだ。
2012年11月30日金曜日
浦壁信二ピアノ・リサイタル 直前レビュー
スクリャービン、ストラヴィンスキーときて、ラヴェルで臨む。浦壁信二さんのキャリアは長い。ストラヴィンスキーは2003年。スクリャービンは1996年2月というのだから、実績で築きあげてきたキャリアといえる。そんなことは知らないから、写真を見て若いと感じた。1969年10月生まれ、42歳になったばかりだ。それは遅咲きとかというものではない。フルトヴェングラーの最も偉大な『バイロイトの第九』の裏で画策された主役の時代が移りゆく時のカラヤンが、その時43歳だった。
戦後復活された最初のバイロイト音楽祭の開幕を飾った「バイロイトの第九」は誰もが知っている名演盤だけど、もしかしたらレコードにクレジットされる指揮者の名前はフルトヴェングラーではなくて、カラヤンである可能性がある。この記念すべき戦後第一回のバイロイト音楽祭の主役は、紛れもなく43歳のカラヤンだった。フルトヴェングラーは『栄光』という花道を譲られた・・・と、この話は別項で続けるとして、浦壁信二さんのストラヴィンスキーは耳にしているかもしれない。名前の文字面だけはどこか記憶の端に映像がある。水の戯れで鏡に裏文字が海原の小舟のように揺れただけかもしれない。確かなことだとは言えません。
でも、可能性はあるもののちょうどその自分にストラヴィンスキーの室内楽曲に夢中だったこともあった。
浦壁信二さんは、中学生の時にロストロポーヴィチが指揮するワシントン・ナショナル交響楽団と共演。自作曲も披露したというのだから、鼻っ柱は高かっただろう。その後の栄光でも、20世紀のピアノ音楽で賞を獲得していく。そこにはどこかしか、向こう気の強さも感じられる。しかしそれがある意味荒波に磨かれる結果になったのだろう、とは成果はずっと先に出るはずだ。今回、新しくリリースされたアルバムは『ラヴェル:ピアノ・ワークス第1集』とある。となれば腰を据えてラヴェルを演奏して行かれる表明だと受け止めた。
作曲家の道は早いうちに放棄して、10本の指で豊かな響きを生み出すピアノの虜になったというのだから、これからラヴェルの音楽でどう聴かせてくれるか楽しみです。
今日、11月30日。これから熊本市健軍文化ホールでピアノ・リサイタルが行われます。ここには熊本市内でも益城文化会館と並ぶ、自慢のピアノがあります。ただし、商店街のアーケードを抜けた先にあるコンサートホールであることもあってか、日頃はピアノの発表会に使われているぐらいの残念さがある。ホールとしてのキャパシティも、300人から400人といったピアノの演奏に耳を傾けるのに程よし。ホールに音が響きと言うよりも、サロンで耳を傾けるような距離感で音がある。演奏者の呼吸も感じられるほどだし、客席の呼吸もステージで感じられるんじゃないかと思っている。超贅沢なオーディオ装置で聞いているように錯覚するほどです。
演奏プログラムは、ラヴェルの音楽の移り変わりを俯瞰するような有名曲ばかり。
プログラム
- グロテスクなセレナード
- 亡き王女の為のパヴァーヌ
- 水の戯れ
- シャブリエ風に
- ボロディン風に
- ソナチネ
- 鏡
- 蛾
- 悲しい鳥たち
- 海原の小舟
- 道化師の朝の歌
- 鐘の谷
- ラ・ヴァルス
2012年10月21日日曜日
第294回蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内
日曜日に、第294回蓄音器でレコードを楽しむコンサートを行います。参加は無料ですが、熊本博物館の入館料は必要です。
午後1時30分からの第1部は、クラシック。交響曲第4番は、ブラームス 52 才で円熟期の作品です。深い内省的な思索と一貫した哀愁を持っており、「秋」の交響曲とか「悲嘆」の音楽とか言われたりしますが、彼の交響曲を通じてもっとも主観的な意想を持ち、透徹した心境からにじみ出る音楽は、人生の挽歌のような静寂を感じさせる後期のブラームスを代表する名曲です。
そして、数多い歌の題名(曲名)の中には、帽子・服・履き物など私たちが身に付ける物がその中に歌われているのがあります。第2部の歌謡曲では今回はそんな歌を集めてみました。詳細を読む →
2012年9月22日土曜日
「恐竜展2012 in 熊本」 いよいよ明日まで 入場者数13万人を記録
今日は雨模様ですが、恐竜展にはたくさんの方においでいただいており、さきほど八代から来られたご家族が13万人目の入場者になりました。
大好評の恐竜展ですがいよいよ明日の23日までになりました。世界最大のティラノサウルス・レックス頭骨化石の日本公開は熊本で最後です。また、恐竜のロボットたちも迫力満点です。是非ご覧いただきたいと思います。お待ちしています。→ わくわく都市 くまもと 広報より
来場者13万人大恐竜展は明日まで。その帰りに特別展示室ものぞいてください。レコードコンサートを開催しています。参加は無料です。
第293回蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内
日曜日に、第293回蓄音器でレコードを楽しむコンサートを行います。参加は無料ですが、熊本博物館の入館料は必要です。17日の敬老の日には入場者総数が12万人を超える盛況ぶりだった『大恐竜展』の最終日、早めに展示を楽しんでからコンサートへおいでください。この日は特別展示室(一階ホール)での利用となっているようです。近頃は研修室で小型の蓄音器で聴いて貰うことが多かったので「ピアノ協奏曲」を大きな音響で聴いて頂けます。 詳細を読む →
2012年9月9日日曜日
2012年8月8日水曜日
被爆ピアノチャリティコンサート「祈りのコンサート」 充実のピアニストの饗宴
2012年7月1日日曜日
ついに、この日が来ましたか? これからは日々闘いですね。
☂ついに、この日が来ましたか?これからは日々闘いですね。
今はバリアフリーの家が多くて、赤ちゃんにとって家の中は大平原。カブトムシを虫かごから逃がしてしまったようにあらあらもうあんなところに。でも、簡単にゲートが設置できる。つかまり立ちの機会も増えるという物です。わたしの生まれた家は家の周りをぐるりと廊下縁が囲んでいた。家の中で運動会ができると友達が遊びに来ると早速追いかけっこに。しかし、すべての廊下は玄関に通ず。玄関は石のたたきがあって危ない。赤ちゃんの時勢い余って廊下から池に転落。それからというもの腰紐を結びつけられて大きな柱にくくりつけられていました。その頃こういうのがあると便利ですね。
マウンテン・ライオンになる日まで
今はバリアフリーの家が多くて、赤ちゃんにとって家の中は大平原。カブトムシを虫かごから逃がしてしまったようにあらあらもうあんなところに。でも、簡単にゲートが設置できる。つかまり立ちの機会も増えるという物です。
2012年6月26日火曜日
2012年6月17日日曜日
<速報>ロアッソ、北九州と引き分け
2012年6月9日土曜日
2012年6月7日木曜日
<速報>ロアッソ、水戸を破る
2012年6月6日水曜日
<速報>天皇陛下のいとこで「ひげの殿下」として知られる三笠宮寛仁さまが死去された。
2012年6月5日火曜日
❝神の手で創られた❞ 史上最高の女流ピアニストの日
マルタ・アルゲリッチに魅了されて、もう何十年だろうか。女傑といえるような情熱的な空を醸している特異な存在だ。彼女が国際ショパン・コンクールの優勝者で女性ピアニストで最初の存在だったということは、レコードに魅了された後で知りました。確かにFMから聞こえてきた時、国際ショパン・コンクールで優勝したピアニストとしての選曲だったかもしれない。それが世界的に知らせるパワーツールであったのは疑いない。南米アルゼンチンに生まれた彼女が、14歳でヨーロッパに渡った時、もう一人前以上の腕前で24歳で国際ショパン・コンクールに優勝したのも予定通りだと言われた。アルゲリッチのショパンは人気が高い。ピアノ独奏のレコードの中で一番高額ではないでしょうか。リリース時のプレス枚数が少なかったわけではなく、同時期に日本盤を買って聴いていた人たちには予想通りでは無かったでしょう。
ショパンのプレリュードは、ポリーニ盤と双璧。プレリュードはショパンのすべての作品集の中で、最高の音楽だから録音も多いけれども多くを制してまで薦めたいレコードは極めて少ない。チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、何度も録音がレコード化されている。指揮者は全部違うけれども、シャルル・デュトワ指揮のドイツ・グラモフォン盤は極めてレアなレコード。プレミエがつくような一枚。アナログ全盛の頃のレコードで、ピアノ演奏で高額になっているのは直ぐには別の名前が浮かばない。この1970年代のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲 No.1 は日本映画『冬の華」の劇中に使用されました。
ネルソン・フレイレとの二台ピアノの曲集は、当時わたしの周りのジャズ・ファンにも評判の良いレコードでした。ジャズ・コーナーにあっても馴染みそう、ジャケットのワイルドな感じだけでなく、演奏の内容もクラシック音楽の愛好者よりもジャズ、ロックのマニアには楽しんでもらえるでしょう。クラシックとジャズとの違いが何かを、ピアノ・ミュージックでわかることでしょう。演奏が魔女のようにすごい。豊かな知性が全て熱情へと昇華され、自由奔放、変幻自在に奏でていく。どの作品を聴いても、ほとんど瞬時にアルゲリッチの演奏とわかり、また同時にその作品の真髄を聴いたと思わせるのは、超一流のピアニストでもざらにはいない。最近ではアルゲリットと同じ、国際ショパン・コンクールで優勝したユンディ・リが同様。真髄といって、再現芸術としてのクラシック音楽の演奏でも、作曲家の言いたいことを今のわたし達にわかるように噛み砕いて表現してくれるのではない。どこかカラヤンに似ているかもしれない。彼女の演奏は全て素晴らしいがアルゲリッチの演奏盤を選ぶとき、作曲家でも作品を聞きたいからでもないところはジャズを楽しむのにも似ている。
6月5日は、マルタ・アルゲリッチの誕生日です。※ジャケットを紹介しているCD http://amzn.to/Lm1Tfm