濡れたTシャツを着た女性のアルバムデザインが印象的で、「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ(Slippery When Wet)」のカバーデザインが差し替えられていたことは気がつきませんでした。曲目を確認しないならば間違っているでしょう。「夜明けのランナウェイ」から元気がよくてポップ、そしてメロディアスでシングル曲は殆ど逃さずに聴いているのがボン・ジョヴィ。
ロックと言えばEMI、CAPITOL、WEAの印象がわたしにとっては大きい。特にお気に入りのコレクションは多くがATLANTICやASYLUMで、日本での発売はワーナーからでした。後はCOLUMBIAが続く感じでしょうか。COLUMBIAはクラシックでの親しみもあってロックと同等はあるでしょうから。コレクションの全体を見て取れば歌謡曲も含めて多いかも知れません。
さてボン・ジョヴィはマーキュリー・レコードで、わたしのイメージ的にはジャズのレコード会社というところでアルバムでのボン・ジョヴィの認識はしっかりしたものではありません。録音が良いと言った印象がなかったら聴いていたでしょうか。1曲1曲は優れているけれども、アルバムを通して聴くと全体の流れは記憶に残るほどではないですね。DECCAなどのロックのレコードだと、不思議とアルバム収録曲の順番が思い出します。楽曲それぞれには、★★★以上、★★★★つけている曲もあります。想い出に連動している曲もあるので、そういうチューンは背筋に信号が走ります。でも残念なのはアルバムとしては多くが★★どまりです。
ロック音楽にはレジェンドやクラシックと呼ばれる楽曲が溜まってきました。時代背景無しには語れない曲や出来事を思い出す曲も多くなりましたけれども、ボン・ジョヴィの曲には枯れたところをわたしは感じません。まあ、「夜明けのランナウェイ」当たりには懐かしさも思わないではないですけれども、多くの曲がまだまだ充分に濡れた潤いがあることをアルバムを越えて聴いていて感じます。
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