ブームになっていても、いっこうに浮き足立ってない「水木さん」のマイペースは素敵と表現するよりほかないように思います。もしや「ゲゲゲの女房」の中でさりげなく登場したりするんじゃないかしらとも思っていたのに、連続ドラマもあと2週間・・・もないかな。現在長女(ドラマでは藍子)との「ゲゲゲの娘」と呼ばれることが嫌だ、というトラウマを解決するくだりの最中。ドラマの架橋と言える月に入って諄いんじゃないかな? アシスタントさんの結婚のエピソードなど、ドンドン飛んじゃってる感じだけどとも思えるんだけど家族の対話は大切なことだという「ゲゲゲの女房」の中心にある大きな柱を貫いている脚本に感心しています。紫綬褒章の受賞であるとか、ハイライトになるエピソードは最も多い時期だったと思います。
だから再び盛り返してきた仕事。出版社からの依頼だけで仕事をこなしているだけのようになっていた状況から、「妖怪事典」をきっかけに漫画描きではなくて水木しげるだから出来る仕事をして本当にやりたいことを取り戻した充実期、未来展望もドンドンわき上がっていたんでしょうね。そう言う時って1人邁進して会話を忘れてしまうものです。
「見えないけれどもきっとおる」。実際に目の前にしていても言葉をかけても、木霊も返ってこないのでは居ないも同然。いかるが、いとつの遺影を前に「あんたなら知っとるくせに答えてくれないなんて、意地悪い」といったような話しかけをしてもいましたね。藍子さんも今では自信を持って「ゲゲゲの娘」を看板にしている様子のは、本当に過ぎたことにこだわらないで今を生きるという「水木さん」の素敵さに「今」をどう生きたらいいのかの参考に出来るものがありそうです。
マンガ家水木しげるを、「水木さん」と客観視できるのも素敵なことだと思います。
水木プロダクションのホームページが更新していました。前回が「ゲゲゲの女房」の放送が始まる前の「近況」というのも時間の尺度が違うんだなぁ、と感じさせられました。
この夏は例年にない暑さだった。しかし、水木夫妻に夏バテは許されなかった。
お陰様でNHK「ゲゲゲの女房」が好評で、もうすぐドラマも終わりなのにインタビュー取材などのご依頼が止まないのだ。
高齢の水木夫妻なので多くをお受けすることが出来ないことは残念なのだが・・・。
またこの夏は、ドラマ以外にも全国各地で水木しげるの関連展がひらかれ、多くの方々に水木の世界を楽しんでいただくことができた。「今年はどうも水木サンブームのようだね?」と水木。
「そうよ!おとうちゃん。ありがたいわねぇホントに・・・」と布枝。
「88歳になってブームとはねぇ。・・・安気にしておられんがナ」となぜか眉間にしわを寄せる水木。
水木の人生設計では
「この年齢では仕事の依頼もなくのんびり余生を過ごすことになるはず」だったらしい。
人生設計が狂ったのは水木にとって「幸」だったのか・・・微妙なところのようだ。
安来駅にある夫婦のかきわりの
前で。水木夫妻自身が顔を出す。ゲゲゲ展に書きおろし 3枚
「眠り第一」
「健康第一」「仕事第一」松屋銀座のゲゲゲ展を見学。
「自分がかいた絵を見ても仕方がない!」といいながらも楽しんでいた。「ゲゲゲの女房」ドラマ
打ち上げパーティにて。
水木夫妻のあいさつ。
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