青白い光を放つような演奏。確か、ジェフ・ベックが登場した時の称賛でもこのような表現がされていたと思います。思い込みかも知れませんけれどね。青白い光って、妖気漂うって感じがするんだけど、狂気とは違って陶酔のような名演奏に良く使いますね。
世紀最高の美音という一文といったら、ヴィオラのプリムローズにいつもついて言われていましたね。世紀最高の演奏とは又違った意味合いだと思います。ヴァイオリン協奏曲は指揮者主導で音楽が作り上げられていく事があります。メンデルスゾーンとチャイコフスキーといった良く親しんでいる名曲のカップリングを、異なる演奏家の伴奏で聴く事はヴァイオリニストの音色を楽しみたい時のレコードには最も適していると思います。
さて、1970年頃にはアナログレコードのヴィニール成分が変わってきて、安定したレコード盤となりましたが、1960年初頭は規格もレーベルそれぞれ、盤の表面にチョコレートを暖める時にヘラから滴って出来る小さな点のような突起が出来ているものがあります。しかし、これってレコード面両面共に全くないのはないと言っても良いでしょう。そうした良質なレコード盤の方が珍しい。これを「プレス・ミス」と言っても悪い意味ではなくて、曲の初めのところに凸凹が無くても、静かな楽章であったりします。「プレス・ミス」というとあまりにも粗悪な印象に感じられますね。
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【協奏曲】
- メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
演奏:
- ヴァイオリン:ジノ・フランチェスカッティ
- 指揮: ジョージ・セル
- 管弦楽:クリーヴランド管弦楽団のメンバー
- 指揮:トマス・シッパーズ
- 管弦楽:ニューヨーク・フィル
試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
- メンデルスゾーンは1961年録音。20世紀最高の美音を持つと言われたフランチェスカッティが、全く甘さに溺れることなく、この甘美な協奏曲を弾ききり、又、セルが完全一体となってバックを付け、色で言えば青白いと言えるような美しさを表現しています。名演です。録音も優秀、ヴァイオリンは艶があり、充分に線の太い音、これだけ美しい音もなかなか聴けないでしょう。
- 盤はメンデルスゾーンの一楽章の途中で、左chに数回の大きくないプチ音と、チャイコフスキーの始めに数回大きくないプレス・ミスによる大きくないボコッとした音があるぐらいで、それ以外は殆どノイズ無く、大変良い状態で鑑賞できます。
- ジャケットは正面、裏面共に綺麗ですが左端真ん中に若干のハガレがあります。
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