2010年7月20日火曜日

The Band Perry マンドリンやアコーディオンをユニークに使ったアコースティック・ロック・バンド

人生経験豊富ですね、と言われても音楽を聴くことと知り立てのセックスが面白くて、夢中になっていた中、高校生時代でした。

小学4年生の時からブラームスの交響曲第1番、ドヴォルザークの新世界交響曲と、お小遣いで廉価のレコードを聴き始めたとは言っても解説を読んでイメージだけは抱いていたブラームスの交響曲第2番やドヴォルザークの交響曲第7番をしっかりと聞いたのはかなり後になってからです。高校生時代にかけてブラームスの交響曲だと、第1番、第3番、第4番、そして第2番を聴きました。ドヴォルザークの交響曲は第9番から順に遡って聴いた次第です。NHKの名曲アルバムや教科書に紹介されている楽曲から聴き始めたぐらいで、氷山の一角であることは漠然とは感じていたはずだけれども聴いた途端に自分の内から熱い気持ちが起きて身体中のもだえが止まらないようなクラシック音楽があるんだと感じたのが中学に入学する直前のことでした。

ちょうど同じ頃に、夜中遅くに表現できない熱いものが身体の奥から沸き立つものを感じました。身体中の細胞が目覚めるといった感じと言って分かるでしょうか。

わたしの心と共鳴する部分は確かに、ブラームスやドヴォルザークの有名な曲の中にもあるものだったけれども、もっと曲全体が聞いていて身体があつくなる曲もあることを知ってクラシックのなになに舞曲とかジプシー音楽などを通じて、ヨーロッパ映画の音楽やスペインギターへ関心が及んだり、ジャズからボサノバ、ラテン、タンゴを経由してワールドミュージックに興味を拡げることになりました。近年では韓国映画から韓国ポップス、アジアのポップスに面白みを感じているといった広がりです。

 

中学になってできたクラスメートのお兄さんが大学生で、わたしの知らない音楽のレコードをたくさん持っていらっしゃいました。「お兄さんと一緒にいれば色々聴ける」と中学生のわたしは結論づけた。

その後、偶然か、呼び寄せるのか、知り合うことになる大人の男性から大人の体験と共にジャズの奥深さなどを教えてもらうことになりました。音楽を聴きながら出来る仕事があればいいなあ、と思っていたから今の仕事はその時に選んだ道と言えそうです。

わたしの知っている音楽に、知識を加えてくれるのを楽しみにしてくれている男性に出逢うことで線引き無しに音楽を楽しめるようになりました。毎日、マイナーレーベルのクラシック音楽やジャズ、ブートレグや個性的なロックのCDが届きます。

 

The Band Perry は2009年にデビューしたアコースティックバンド。“ザ・バンド・ペリー”で、“ザ・ペリー・バンド”の間違いではありません。メンバーの3人は姉弟のようです。キンバリーが15歳になった時に初めてギブソンを手にして高校でバンド活動を始めた。その時弟の2人はレイドが10歳、ニールが8歳。姉主導で活動することになったバンドのようだけれども、そこが良くあるギターバンドにならなかった個性かも知れませんね。

ドラムスの無い曲では、マンドリンやアコーディオンが使われていてともかくユニーク。10月にフルアルバムがリリースされることはずいぶん以前から告知されていましたから、その時を待とうと思っていました。最初の曲が昨年発表された時に、ビルボードのカントリーチャートで注目として52位にランクイン。

それから半年、バラード曲が現在27位に登ってきていて目をはなせない感じになって来ました。デビュー曲はヴォーカルがまだ細い印象があって、マンドリンの珍しさだけが耳につくだけとも思えたのですけどじっくり声が出来上がればアルバムには新たに録音し直して欲しいと思えるようになって来ました。

結局フルアルバムを待ちきれずに、5曲入りのEPが届きました。 

Posted via email from littleconcert

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