威圧的な雲。南の海から台風が連れてきた超獣でも隠れているんじゃないかしら。西の空など、遠方に見える雲は風船の様にどんどん流されているのにどっしりと固定されている様で目が離せなかった。ひきつけられる様に目が釘付けで気がつかなかったけれども、何か素早く動く影を感じた。
目を下に向けると自宅裏手の畑すれすれを黒いと言うより、少し灰色がかった物が滑る様に過ぎていきました。何だろう、よくよく確認しようとしていたらいきなり右手が届きそうなほどのところを飛んでいった。
瞬時の事でびっくりしました。ぐるっと回って飛んできたという様子では無くて、瞬間的に現れた感じ。