民主党の小沢一郎前幹事長は26日朝、鳩山由紀夫前首相と都内で会談し、9月の代表選に出馬する考えを伝えた。その後、記者団に対して「鳩山由紀夫前首相から、出馬を決断するなら全面的に支援していきたいとの言葉を聞いたので、鳩山氏の前で出馬する決意をした」と表明した。小沢氏と再選を目指す菅直人首相以外に立候補の動きはなく、両者の一騎打ちになる見通しだ。鳩山氏は、出馬を表明した小沢前幹事長を「応援する」と記者団に述べた。
首相と小沢氏の仲介役を任じていた鳩山氏は25日夜、首相と会談し、小沢氏を含む挙党態勢の構築を求めていたが、首相は「どういう協力を求めるか、なかなか難しい」と述べるにとどめ、調整は進んでいなかった。
小沢氏は参院選敗北の責任や昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)見直しなどで首相批判を強めていた。小沢氏が抱える政治とカネ問題なども争点に、9月14日の投開票に向け、両陣営の多数派工作が激化する。
党内では、前原誠司国土交通相や野田佳彦財務相らのグループが首相を支持する一方、最大勢力を誇る小沢グループが中心になって小沢氏擁立を模索し、激しい前哨戦を展開した。(共同)
via kumanichi.com
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