ラベル NHK-FM の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル NHK-FM の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年10月10日月曜日

プログレを聞きながら小説は書けるのか - 今日は一日プログレ三昧 午後8時前からデイヴ・シンクレア・ライヴ生ステージです。

今日は一日プログレ三昧。夕べはBSフジでエマーソン、レイク&パーマーの結成30周年だか40周年だかのライヴを観ました。何かのフェスティヴァルのクロージングだったようで、前のバンドのステージが長引いてしまったので、セッティングをしたら1時間30分のステージ予定だったのに1時間半で切り上げなくてはいけない大番狂わせがあったそうです。

その凝縮した熱気の余波で、ピンク・フロイドの“ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン”のUSハーベスト盤を聞いた後、エマーソン、レイク&パーマーの“展覧会の絵”をこちらはカナダ盤でしたが、アナログLPを準備してたら朝になりました。

Zanmai

今日のNHK-FMは午後0時15分から、「今日は一日プログレ三昧再び」をオン・エア。森田美由紀アナウンサーのプログレ初体験は「ナッツ・ロッカー」だったと聞いて嬉しくなりました。

2011年10月2日日曜日

おすすめクラシック - NHK-FM「海外コンサート〜ロジェストヴェンスキーの芸術」 - 2011-10-02

背の高いマエストロではありませんが、あえて指揮台を使うことなくエンターテインメントぶりを楽しませてくれるのがゲンナジ・ロジェストヴェンスキー。それは演奏姿、分厚いオーケストレーションに埋もれそうなパッセージを気の利いた聞かせ方をしてくれることで馴染んだ曲さえ新鮮に感じさせてくれます。今日の午後の「海外コンサート」。ロジェストヴェンスキーの80歳を祝った演奏会から4月11日と16日の演奏会からの選曲です。

Media_httpfarm7static_uouwu

2011年9月24日土曜日

二日連続“今日は一日“浜松アーカイブス”三昧” - 軽音楽編の全曲目 2011/9/23

浜松アーカイブス三昧も3年目。クラシック編を放送している今日、土曜日。日程的にすべてを聞く機会がありませんでしたけれども金曜日に放送となった「軽音楽編」に続いて忘れずに楽しんでいます。

今日は一日“浜松アーカイブス”三昧 ‐ 軽音楽編 ‐

放送されたレコードはすべてアナログレコード。SP盤、EP盤、LP盤の違いはあれレコード針をおとしてアンプを通して聴くものです。ですからデジタルのデータをストレートに電波に乗せるのと違って・・・CDが普及しだしていた初期は、それでもいったんアンプで復元された音でした・・・カートリッジ、アンプの色が加味された音になっています。

2011年9月18日日曜日

おすすめのクラシック - 海外オペラアワー - ウィーン・フィルの“女はみんなこうしたもの” NHK-FM 2011/9/18

コシ・ファン・トゥッテ、女はみんなこうしたもの或いは恋人たちの学校・・・これがモーツァルトの楽譜に記載されているオペラのタイトル。午後2時からNHK-FMで、今年1月にウィーンで行われた話題の演奏が放送されています。

103845_1024

9月18日(日)の『サンデークラシックワイド』は、ウィーン国立歌劇場の2010-2011シーズンから、モーツァルトの歌劇「女はみんなこうしたもの」(コシ・ファン・トゥッテ)をお送りします。
指揮のジェレミー・ロレールは、1973年パリ生まれの若手指揮者で、クリスティやミンコフスキに師事した経歴の持ち主。最近では、ピリオド楽器オーケストラであるル・セルクル・ド・ラルモニを率いて、ナントのラ・フォル・ジュルネ音楽祭などで活躍、日本にもたびたび来日しています。
今回の公演は、彼のウィーン国立歌劇場デビューで、ピリオド・アプローチを取り入れたテンポの良い解釈で、ウィーンの聴衆たちからも好評を得ました。歌手陣も充実しており、女声陣はそれぞれ揺れ動く女心を巧みに表現、男声陣も事態の展開に狼狽する役どころをコミカルに演じて、アンサンブル・オペラとしての魅力を引き出しています。どうぞお楽しみに!

【案内】石井宏(音楽評論家)

439x

- 海外オペラアワー -                 

▽ウィーン国立歌劇場の歌劇“女はみんなこうしたもの”  

「歌劇“女はみんなこうしたもの”K.588」モーツァルト作曲
(第1幕:1時間30分40秒)
(第2幕:1時間30分30秒)
フィオルディリージ…(ソプラノ)キャロライン・ウェンボーン
ドラベルラ…(メゾ・ソプラノ)ステファニー・ハウツィール
グリエルモ…(バリトン)イルデブラント・ダルカンジェロ
フェランド…(テノール)トピ・レーティプー
デスピーナ…(ソプラノ)アニタ・ハルティヒ
ドン・アルフォンソ…(バス)アレッサンドロ・コルベルリ
(合唱)ウィーン国立歌劇場合唱団
(管弦楽)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
(指揮)ジェレミー・ロレール
~オーストリア・ウィーン国立歌劇場で収録~       
<2011/1/22>
(オーストリア放送協会提供)              

2011年9月16日金曜日

今夜のおすすめクラシック・ライヴ NHK-FMで第1707回NHK交響楽団定期公演生放送

最も心に残ったソリスト・・・と選出されているレイフ・オヴェ・アンスネスとのラフマニノフの《ピアノ協奏曲第3番》が注目。またまた、心に残る共演になるのではないでしょうか。そうして、後半のチャイコフスキー:交響曲第5番も聞き逃せない。シューベルトや北欧作曲家の交響作品でずば抜けた透明美を聴かせてくれるブロムシュテットさんのチャイコフスキーは珍しい選曲。前半のラフマニノフに対しての配慮なのか、きっと思いがけない対比の妙を聴かせてくれる事でしょう。

Media_httpsanoshijuku_kelvz

- 第1707回N響定期公演 -             

「ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30」 ラフマニノフ作曲
(ピアノ)レイフ・オヴェ・アンスネス

「交響曲 第5番 ホ短調 作品64」  チャイコフスキー作曲

(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)ヘルベルト・ブロムシュテット
~NHKホールから中継~

via www3.nhk.or.jp
写真:聖学院佐野私塾ブログ via sano-shijuku.com

Posted via email from Colorful Calendar

2011年9月12日月曜日

古楽のたのしみ バッハの音楽(1)奏者には厳しく聴く者にはこの上ない穏やかな時間をもたらすバッハ珠玉の《トリオ・ソナタ》 - NHK-FM 2011-09-12

秋本番。熊本の午後いっぱいは、まだまだ気持ちがだらけるように気温が高かった日曜日。デスクワークも遅々と進まなかったものの、夕方過ぎて涼しく過ごしやすくなりました。もう、朝6時だというのに外はやや白々とし始めようとしています。カラスが遠くで朝の挨拶を交わしているけれども、秋の虫が賑やか。今夜は中秋の名月。

Alpha152

古楽の楽しみ -バッハの音楽-(1)

三本の音の線で彩なす鍵盤楽器の為のバッハの音楽としては3声のインヴェンションがありますが、バッハがケイテンでトリオ・ソナタの着想を得た時はまだ2つの管楽器で演奏するスタイルでした。それはライプチヒで更に高度なものとなります。オルガンで演奏される事でチェンバロ、ピアノでの演奏とは違って3つの音がきりりと描き出される魅力があります。作曲の動気は長男フリーデマンの音楽教育の為でした。故にバッハの作品群の中でも『トリオ・ソナタ』は奏者にとっては難関となっていますが、聞く分には親しみを感じるものです。

2011年9月4日日曜日

東京JAZZ2011をインターネットで聴こう!! NHK-FMで放送中。「らじる★らじる」でMacでも聴く事が出来ます。

NHK-FMもインターネット・ラジオで聴けるようになりました。まるで今日放送中の「東京 Jazz 2011」に設えたような印象です。311の東日本大震災で試みのあったNHKラジオ、テレビのインターネットでの配信。それが良かったのか、既に準備段階であったのか。どちらかはともかく対応が早いというのは急ごしらえの対策とは思えません。9月1日から、NHK第1、第2、そしてNHK-FMが「らじる★らじる」としてインターネットで聴くことが出来るようになりました。10月にはスマートフォン対応アプリも準備中という事です。

東京Jazz2011は、午後11時までライヴと収録で放送中です。 http://www.tokyo-jazz.com/

programguide.pdf Download this file

Posted via email from Colorful Calendar

東京JAZZ2011をインターネットで聴こう!! NHK-FMで放送中。「らじる★らじる」でMacでも聴く事が出来ます。

NHK-FMもインターネット・ラジオで聴けるようになりました。まるで今日放送中の「東京 Jazz 2011」に設えたような印象です。311の東日本大震災で試みのあったNHKラジオ、テレビのインターネットでの配信。それが良かったのか、既に準備段階であったのか。どちらかはともかく対応が早いというのは急ごしらえの対策とは思えません。9月1日から、NHK第1、第2、そしてNHK-FMが「らじる★らじる」としてインターネットで聴くことが出来るようになりました。10月にはスマートフォン対応アプリも準備中という事です。

東京Jazz2011は、午後11時までライヴと収録で放送中です。 http://www.tokyo-jazz.com/

programguide.pdf Download this file

Posted via email from Colorful Calendar

2011年8月14日日曜日

今夜観るべきクラシック名作オペラ - 存在するすべての音楽のうち最もロマンティックな恩寵にあふれた《ローエングリン》 バイロイト音楽祭2011がBSプレミアムで生中継

夏はバイロイト音楽祭。今夜、10時10分からBSプレミアムで「バイロイト音楽祭2011 ローエングリン」が生中継。インターネット配信も行われているけれども、今夜は日本からのネットからのアクセスはチケットがなかなか売れ行き悪いんじゃないかな。それともインターネットどっぷりの人はテレビを所有していない?

Lohengrin

ロマンティック・オペラの幕開きとなった歌劇《ローエングリン》は中世の白鳥の騎士と暗黒の魔法使いのお話。ワーグナーが38歳の時の作品で、とある統計にある名曲は30歳代に創造される(山下達郎さんも何かのインタビューで引用されていました)。と云われるように後年の《指環》のような練り上げられたところは無いけれども気持ちの良いオペラで大好きです。

とことんやはり本物が聞きたくなるビートル・ソングス三昧 - NHK-FM で午前10時から午前1時まで14時間の長時間放送

カヴァーはオリジナルに迫るほど聴き込んで写し取ったようなコピーではない。それを楽しむ様でもいけない。オリジナル演奏者を超える演奏をするものではなくて、それがただ1回、初めて聞いただけで何かを感じて自分なりに演奏、録音してみたって言うプレイにこそオリジナリティを感じられるものです。歌い手自身が出ている。それがカヴァーではないかしら。元の歌い手の歌声がオーヴァーラップの様に聴こえてくるようではおもしろくない。

Photofunia-293f2e

NHK-FMは、今日は一日“ビートルズカバーソング三昧”。それも“とことんやはり本物が聞きたくなるビートルズ・ソングス三昧”だ。本物を超えているようなカヴァーは、これまでにも時折放送されてきましたね。ビートルズの方がやはりすてきな演奏をしていると思わせるカヴァーを、アルバム収録曲と照らし合わせてのプログラム。午前1時までの長時間放送です。

2011年7月31日日曜日

特選・涼しく感じるクラシック 25曲

オンエア曲目リスト















015(16:11)吉松 隆(よしまつ たかし)作曲 白い風景 作品47a(オーケストラ版)
管弦楽 : マンチェスター室内管弦楽団、指揮 : 藤岡 幸夫(ふじおか さちお)<CAMERATA LC7038>










エンディング テーマ リスト作曲「泉のほとりで」
ピアノ:フジ子・ヘミング<VICC-60335>

Posted via email from Colorful Calendar

古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(3)オペラの改革を偽名でトライ http://amzn.to/oee22E

昭和の世には音楽学校の生徒は、流行歌を歌うことは禁止されていて吹き込みをするなんて以ての外。藤山一郎さんは小さい弟、妹たちのために流行歌手に成る事を選択。ミス・コロンビアと名乗った松原操なども、レコード会社との専属で作詞、作曲家たちが違うレコード会社の歌手に惚れてあえて歌って貰いたいと別名で提供した策もありました。が、藤山一郎さんほどの歌声は隠しようがなかったでしょう。

バロック音楽の時代、偽名で発表したオペラが大成功したヨンメッリ。NHKでの表記はヨンメルリとなっていますが、名を騰げることよりも作品に対する素直な反応を見てみたかったのでしょう。幼少期のモーツァルトが父親と旅をしながら新しい音楽を学んでいた頃に、このヨンメッリに逢っています。ヨンメッリはソロ歌手の"のど自慢"を引き立てることより物語や脚本に重点を置くことに関心が強くて、伴奏程度だった器楽合奏を充実させ合唱曲も良くしました。グルックのオペラ革新に匹敵するヨンメッリの行ったオペラ改革は、モーツァルトの幼心にしっかりと刻み込まれたようです。 http://amzn.to/oee22E

Cordiaplatti

古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(3)

わたしの『涼しく感じるクラシック』は《森のささやき》 - NHK-FMクラシック・リクエストでは、あなたの『涼しく感じるクラシック』を募集中です。

涼しく感じるクラシックとしては川や海、或いは高原を感じさせる楽曲をまず思い描きます。ダンディの《フランス山人の歌による交響曲》は、お洒落な交響曲(?)で中学生の時に出逢ってからは夏になると良く聞き返していました。夏山と言えばリヒャルト・シュトラウスの《アルプス交響曲》も聞き終えたあとで涼しく感じます。登山の途中で滝に見惚れたり、山頂に立った気持ちよさを味わう間もなく雷と激しい雨で下山を急ぐ。宿に帰り着いた時はびしょ濡れだ。

Media_httpimagesinsta_opdlo

純器楽曲となればシューベルトの《ます》や、シューマンの《ライン》でしょう。ヴォーン=ウィリアムズには《南極交響曲》なんて猛吹雪が出てくるスペクタキュラーな大曲があるけれども、ライン川から覗き込むキラキラとした水面と緑の木々を感じさせる"川"が主役のクラシック曲の方が涼しさを感じます。

2011年7月29日金曜日

古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(2) 天使か悪魔か、教会音楽史に唐突に舞い降りたような鬼才

悪魔のトリル・・・このタイトルは、曲は聴いたことがないけどフレーズとして頭の何処かにあるって人は少なくないでしょう。もしかしたら実際の曲以上に凄いイメージに膨らんでいるかもしれませんね。確か小学生の頃に読んだマンガに似たようなタイトルであったように思います。山岸凉子・・・じゃなかったか?

ドゥランテが教会音楽で名を広めた音楽家であるならば、器楽曲の鬼才は《悪魔のトリル》を作曲したタルティーニでしょう。ヴァイオリン協奏曲の終楽章が余りにもエキセントリックで、そのフレーズを悪魔に教わったというエピソードがある曲です。夢の中に悪魔が出てきて、けして人に聞かせてはいけないと弾いた曲を楽譜に残したとか。わたしはこの話と、落語の『死に神』が重なって仕方がありません。SPレコードに録音が少なくないことから、作曲されてからずっとクラシックの寝物語に残り続けてきたのでしょうね。

8007144606138

CD: Tartini: the Violin Concertos

古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(2) 7月26日放送

2011年7月26日火曜日

古楽の楽しみ -18世紀中頃に活躍したイタリアの作曲家-(1)ドゥランテ晩年の傑作ミゼレーレ!

ポルポラやフェオと同時代に活躍したナポリ楽派の音楽家、フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755)の教会音楽集。

オペラで名声を確立したポルポラやフェオとは異なり、器楽、室内楽、そして教会音楽の作曲家として名を広めたドゥランテ。通奏低音付きのア・カペラ「ミゼレーレ」とモテット様式の合唱作品「短い晩課」は、18世紀ナポリ楽派の教会音楽の発展に大きく貢献したドゥランテの重要作である。

※試聴とダウンロード Ensemble strumentale Sagittario, Antonella Arnese, Ensemble vocale Il Dodicino, Giovanni Acciai, Davide Pozzi

Cover

2011年7月22日金曜日

今日聴くべきクラシック - NHK-FM《古楽の楽しみ》 - モンテヴェルディの音楽-(5) 伊耶那美、伊耶那岐命の話しを思わせる愛のオペラ http://amzn.to/oJiQOe

世界中で今ではどれだけの膨大なオペラ作品が作曲されて、今でも上演、録音されているものでしょう。上演は不可能と言われる作品も今ではある様に、作曲された当時は現在の劇場では不可能な演出もありました。あなたは教会でのミサ曲にはどういったイメージを持っていますか?

ミサ曲の中でもゴージャスだとされているのがビーバーのミサ曲で、500人の演奏家で演奏されたとされていました。いや、当時の記録からそう思われていたのです。最新の認識では大きな教会の柱にそれぞれグループに分かれた演奏家が配置されて、それらがそうした響きがエコーの様に鳴り在って、あたかも500人の演奏家が居る様に感じられたのでは無いかというもの。オペラではヴェルディの有名な《アイーダ》は野外で初演されました。

モンテヴェルディにとって最初のオペラである《オルフェオ L'Orfeo》は、歴史的には第6番目のオペラでもありました。1607年2月24日に初演された“音楽による物語”と名打たれたこのオペラは、マントヴァのドゥカーレ宮殿「鏡の間」で、ごく内輪のうちに上演が行われたと言われます。台本は宮廷書記官ストリッジョが執筆し、物語は誰もが知っていたギリシア神話、オルフェオとエウリディーチェの物語によっています。

結婚を祝うオルフェオらのもとに、花嫁であるエウリディーチェの死を告げる使者が駆け込んでくる場面の心理描写の巧みさや、エウリディーチェを求めて冥府に下るオルフェオの嘆きの歌のなど、モンテヴェルディの音楽が持つ感情表現の巧みさと劇性は、それまでの音楽には存在しないものでした。

音楽史上、モンテヴェルディの《オルフェオ》は、オペラにおける最初の完成された作品として称賛されてきました。それは、《オルフェオ》がフィレンツェのカメラータによるモノディ(朗唱)様式を取り入れつつ、独自の「第2作法」による自由で伸びやかな表現を存分に発揮して、瞑府の王の心をも動かずにはおけないような音楽を構築し、劇と音楽とを完全に一致させることに成功しているからです。

《オルフェオ》を聴いていると、次代のアレッサンドロ・スカルラッティが大成したアリア(詠唱)とレチタティーヴォ(叙唱)の分化をすでに感じ取ることも可能です。そして、ガブリエルらのヴェネツィア派の流れを汲む立体的な掛け合いを行う重唱やオーケストラの伴奏の充実ぶりなどによって、モンテヴェルディはカメラータとは比べられないほどの劇的表現を作り出すことに成功しています。

音楽だけでも充分にドラマの流れを楽しむことが出来るモンテヴェルディの《オルフェオ》は、ルネサンス音楽の集大成であると同時に、バロックの輝かしい幕開けを告げる金字塔でもあったのです。

Monteverdicompleteoperasorfeo

Monteverdi: Complete Operas

古楽の楽しみ -モンテヴェルディの音楽-(5)

古楽の楽しみ -モンテヴェルディの音楽-(4) 歴史上6番目に作曲されたというオペラは資料的・・・ではなくて不朽の傑作 http://amzn.to/ppQIWP

Get_image

古楽の楽しみ - モンテヴェルディの音楽 -(4)2011年7月21日放送


「歌劇“オルフェオ”から プロローグ」 モンテヴェルディ作曲
(7分05秒)
「歌劇“オルフェオ”第1幕」      モンテヴェルディ作曲
(16分16秒)
「歌劇“オルフェオ”第2幕 前半」   モンテヴェルディ作曲
(12分19秒)
「歌劇“オルフェオ”第2幕 後半」   モンテヴェルディ作曲
(12分12秒)
音楽の女神…(ソプラノ)モニカ・ピッチニーニ
エウリディーチェ…(ソプラノ)アンナ・シンボリ
シルヴィア…(アルト)サラ・ミンガルド
オルフェオ…(テノール)フリオ・ザナージ
(合唱、演奏)コンチェルト・イタリアーノ
(指揮)リナルド・アレッサンドリーニ
ほか
Naive OP 30439

Posted via email from Colorful Calendar

2011年7月20日水曜日

今日聴くべきクラシック - NHK-FM《古楽の楽しみ》 - モンテヴェルディの音楽-(3) 嵐の中で聴いてみよう“おじいちゃんの知恵” http://amzn.to/oc10de

倫理的な森という名称の喫茶店がありました。中学の時に友達の家に遊びに行く行き帰りの途中で、見つけた本屋に寄ったりビルの中を冒険したりしていた時に見かけた喫茶店。その哲学的な響きに興味を引かれていました。モンテヴェルディの超大作《倫理的・宗教的な森》の原題は“Selva morale e spirituale”で、元来の意味は「イタリア語による道徳的内容の曲やラテン語の宗教合唱曲の集成」といった意味らしい。“Selva”という単語には“森”という意味合いもあるから邦題をつけた人が誰で、どういういきさつがあったかは知らないけれども妙訳を見いだしたものだと面白く思っています。《聖母マリアの夕べの祈り》が極められた最高の宗教作品であるのに対して、鬱蒼としています。《聖母マリアの夕べの祈り》の残骸や素材、断片の様なものがいろいろと見いだされる曲集である意味とらえどころが無い。モンテヴェルディが最晩年にまとめたものだから、ぶつぶつ老人の戯言の様な趣でいろいろな人が立ち寄り、言葉を交わしたり物事にふけったりして立ち去っていく喫茶店にはぴったりなのです。

台風6号はとってものろのろした歩みで、熊本が強風圏から抜けるのはお昼前になる予報。老作曲家のつぶやきの様な《倫理的・宗教的な森》からの数曲を、嵐の中で聴いてみよう。

Frontcover-47

Selva Morale http://amzn.to/oc10de

2011年7月19日火曜日

今日聴くべきクラシック - NHK-FM《古楽の楽しみ》 - モンテヴェルディの音楽-(2) 世界をあっと言わせた名盤に挑む http://ow.ly/5HpTY

古楽の録音は、1970年代にグスタフ・レオンハルトやクイケン兄弟によって振興されてから40年になるわけで、DHMのアニヴァーサリーボックスはタワーレコードでも長い事評判の良いベストセラー。たくさんの新録音は次々とリリースされるけれども誰かがある録音について話していると、何となく次々に参加してくる人たちが居る。共通の話題に盛りあがる共有感が楽しい。

しかし、はたと思うのが意外と話が合うものだという事。たくさんの録音があるというのに、みんな飢えているんだなぁ。だから、話題に融け込んでこようとするんだなぁ。

昨日に続いて《聖母マリアの夕べの祈り》の後半。プルハールの録音と、アレッサンドリーニの録音を聴き比べても観ようというプログラムです。

5099964199429r

『MONTEVERDI VESPRO DELLA BEATA VIRGINE』Virgin Classics/5099964199429

2011年7月18日月曜日

今日は一日AOR三昧 NHK-FMで午後0時15分から午後10時45分までオン・エア

AORを最近では違って言い方をしている事があるけれども、アダルト・オリエンテッド・ロックは1970年代中頃から使われはじめました。だいたい80年代のロックでもポピュラーでもない洋楽、その大方の根っこはアメリカ西海岸。ウェストコースト・サウンドとも当時は言っていましたね。日本の歌謡曲の歌手も録音だけではなく、日本のスタジオでレコーディングしたテープをカリフォルニアのスタジオでミキシングするというのがトレンドでした。

Christophercross

Christopher Cross

イーグルスの“ホテル・カリフォルニア”の音で代表できる様にカリフォルニアのスタジオでミキシングした音は、日本国内やヨーロッパでの音とは違いました。歌や歌詞よりスタジオ・ミュージシャンがクローズアップされる様になって、嬉しかったプレーヤーも居るんじゃないかしら。1970年代は日本のフォークグループが海外録音と言えば、フランスが常でした。サウンドと言うよりも、レコーディングの環境が音楽に影響するというところでしょう。音では無くてね。

Text Widget

Text Widget