フィギュアスケートの音楽に使われて、ここ10年ほどで人気の出てきたクラシック音楽。「誰も寝てはならない」はプッチーニの未完のオペラ「トゥーランドット」の主人公のアリア。これまでクラシック音楽で日常的に親しまれるようになった曲としては、フィギュアスケートで使用されたのが歌のない演奏だったというのに多くのテノールの録音で楽しまれているように見受けられて興味深い。
プッチーニ作曲 歌劇「トゥーランドット」から、誰も寝てはならぬ Nessun Dorma
誰も寝てはならぬ!
誰も寝てはならぬ!
姫、あなたでさえも、
冷たい部屋で、
愛と希望に打ち震える星々を見るのだ…しかし私の秘密はただ胸の内にあるのみで、
誰も私の名前を知らない!
いや、そんなことにはならない、
夜明けとともに私はあなたの唇に告げよう!
そして、私の口づけが沈黙の終わりとなり、
私はあなたを得る。誰も彼の名前を知らない…
私たちに必ず訪れる、ああ悲しい、死が、死が訪れる。おお夜よ、去れ!
星よ、沈め!
星よ、沈め!
夜明けとともに私は勝つ!
私は勝つ!
私は勝つ!
謂わば夜の音楽。静かに朝の訪れを待つ中で楽しむのは良いものです。小鳥のさえずりと一緒に・・・
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