今日的な音楽感からはあまりにもロマンティックすぎる"G線上のアリア"で、バッハの音楽ではないと最近の音楽評には書かれることもあるかも知れません。でも、"G線上のアリア"を聴きたいなぁと漠然と欲した時に飢えを潤わせてくれるのは、ロマンティックすぎるといわれる"G線上のアリア"が理想ではないでしょうか。
カール・シューリヒトといえば、マーラーやブルックナーな人ですがモーツァルトやブラームスは輪をかけて素敵です。録音はピカイチとは言えないけれども、モーツァルトの放送録音を聴いたのがわたしのシューリヒト初体験でした。初めて聴いたという時ではなくて、多くの評論家が素敵だと誉めるシューリヒトを胸の中にしっかりと抱くことが出来た時でした。指揮者に対して一時代前の音楽とか、現代的視野のあった指揮者だったとは言う事がありますが、カール・シューリヒトは未来を見据えていた音楽家ではないかしら。がっちりとファン層を掴んでいる音楽家といった印象ではないけれども、クラシック音楽好きがそれぞれの好きなシューリヒトの録音を大切に持っているようです。その1枚、1枚が丁寧に次の世代に受け継がれていくことがクラシック音楽の宝物だと考えています。
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【バロック】
- J.S.バッハ:管弦楽組曲 No.2、No.3
演奏:
- 指揮: カール・シューリヒト
- 管弦楽:フランクフルト放送交響楽団
試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
- シューリヒト最晩年の録音の1つですが、そこに老いの影は全くなく極めてハツラツとしたバッハの音楽を奏でていて、風の流れるように自然なバッハの姿がそこにあります。名演!!
- 録音も仏プレスのせいか、コンサート・ホールとしては良い音です。
- 盤は数回のプチ音がありますが、それ以外はチリ音も無く、大変良い状態で鑑賞できます。
- ジャケットは正面コーティング。裏表共にリング・ウェアもなく大変綺麗です。
ⓇNM ⒿNM
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