本末転倒なことかも知れないけれども、殊の外集中して落ち着けるから心地良い。iPadを使い始めてからの効果の反映でしょうか、全画面表示でブラウジングできることや、アプリケーションが12月になってからのマイ・ブーム。メールも秋頃から、それまでの5分おきの受信更新から30分おきに設定を変えました。メールへの返事を書いている間に、次々と新しい受信があると文章が事務的になりがち、それに受信中に場合によっては文字入力が滞ったりしていました。Twitterも発信することが主だった目的だったのに、いつしか返事が返ってくるのを待っている姿勢に替わってしまっていました。
メールを30分おきの受信にして、同じ相手から追伸のように続けざまに補足のメールが来ても一つに整理して返事することが出来ます。Twitterにしても「すぐに返事が来るッ」って喜ばれている反面、よく考えない文章にお互いなってしまいがちですからタブブラウジングは、並行して進行状況が把握できる良さは嬉しいのですけどブログの文章を推敲していたり、資料の整理をしている手を中断させてしまうことも少なからず。マルチ・タスクってシステムは、移り気な気持ちの人が考えたことではないかしら、と今更ながらに気がついています。
今では使われなくなってしまった言葉に「ながら」というマルチ・タスクがありました。"人生"なんて大上段から振りかぶりたくないけど、生活は一つ一つとピリオドが打てるものではありません。でも、移り気な行動ばかりでは少しも何も実らない。アプリケーションやブラウザが、タブとウィンドウの両方の切りかえができるのは一長一短がどちらにもあるからですね。今更ながらに、タブブラウザでない方を支持してきたユーザーの気持ちが分かります。
マルチ・タスクが軽快にバックグラウンドで処理できている現在の環境だからこそ、今ここで一つの画面に集中することが大切な時かも知れない。iMacのディスプレイも広くなって、ズームして文章をじっくり目を通していてもチラチラすることもなく、文字も読みやすくなりました。ブラウザ、メーラー、フォトショップ、iTunesを同時に起動していたも、どれかに足を引っ張られることも音楽が途切れ途切れに再生されることもなくなりました。iMacだって、2コア、4コア化されているのだから、一人が汗だくに分裂症になっているわけじゃない。
見方を変えたら、二人、四人の専属のお手伝いを連れて創作活動をしている女王様気分。2011年は、全画面復権の年になりそう。漢字TalkやDOSを使っていた時代を懐古。
iPadで電子図書を読むことが受け入れられるのは、思いの外浸透率が早かったみたいですね。中高年のiPad使用が良く目にとまります。高齢者でも携帯電話は使いこなせている時代。iPadの高精度な表示と分かり易いマルチタスクあっての成果ですね。ついつい本や新聞をめくるつもりで指につばをつけて、iPadにタッチする人もいるそうです。
マガジン風レイアウトを好んでブログのテーマに使ってきましたけれども、昨日雑誌の紙面を思わせるWordPressのテーマに出逢いました。ブラウザを全画面表示に切り替えてみると、自分のブログながら手前味噌に良い感じ。ずっと表示させていたいほどです。10記事から3記事、そして1ページに一つの記事だけにと1ページに表示される記事数を少なくしたら随分と良い感じです。文章主体のWordPressのブログはこのテーマで統一してみたい思いになっています。海外の音楽雑誌や、モーストリー・クラシックを思わせてひとめぼれ。もう少しレイアウト幅が欲しいところ、背景や見出しの文字サイズ、サイドバーを工夫したいです。トップページを固定にしたら本に見えるんじゃないかしら。
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